blog
copyright ©
creamu Inc. All Rights Reserved.
art direction & design: Kunitaka Kawashimo
code, interaction & photography: creamu Inc.
category: Diary

カウンターでおじさんに学んだ2つのビジネスセンス『2 Business senses taught by a man』

Pocket

カウンターでおじさんに学んだ2つのビジネスセンス 今日はまったりとカフェで作業。Cache系の作業でかなりさくさく進んでテンション上がりまくりだった。あとでエントリーに書こうっと。 カウンターに座っていると、よくくるらしいおじさんが挨拶をしながらやってきて、僕の横に座った。そして店員さんと「○○儲かってるよ」みたいな話をし始めた。 横でAirをいじっていると、「お兄さん、それ速い?」って聞いてきた。e-mobileのことですね。彼は今1.8Mくらいのを使っているらしく、買おうか迷っているらしい。 「結構速いですよー。十分のスピードですね」と答えると、そこからお店の人を交えて会話が始まった。 内容的にはあまりないかもしれないけど、自分的にはしびれたのでメモ。 自分でビジネスをやりたいとか、サービスを作りたい、みたいな話をすると、「経済ってなんやと思う?」と聞いてきた。彼は岡山出身の関西人で、思いっきり関西弁トーク。 「それがわかったら兄ちゃん起業できるわ」と。気合いを入れて考えてみたけど、「お金の動き?」くらいしか言えなかった。 「違うがな」と言われ、じゃヒントを出そうと。「日本でイタリアンとカフェは儲からない。なんでやと思う?」と。 ってここカフェなんですけど! まぁいいや。でも考えたけどわからず、さらに↑に対するヒント。「社会には、生産者と消費者がいる。そうやって社会は・・」という話になって、あ、と気づいた。 「需要よりも供給が多いから儲からない」 「それや」とおじさんは肩をバンバン叩いてきた。経済も需要と供給で成り立っている。供給が多すぎる分野がイタリアンとカフェだ。成功するためには、人のやりたがらないことをするのがいい。 という話だった。 もう一つ、大切なことを教えてもらった。 コストと利益のバランスを考えることが重要だ。いかに少ないコストで多くの利益を得るかを考えろ。マイクロソフトがソフトで儲けたのはそこだ。 という話だった。 本でもたくさん読んだことがある話だったけど、最近自分の中で問題意識が強かったし、実績のありそうな人に教えてもらったおかげで、ビジネスについてすごく考えるきっかけになった。 あと、SoftBankの孫さんや楽天の三木谷さんの話になって、彼らは成功するまでに何百というビジネスモデルを考え抜いて、強烈な思い込みでビジネスを創っていった、という話もよかった。 まとめると、 ・供給の少ない分野で、信念を持って成功を目指す。 ・いかに少ないコストで多くの利益を得るかを考える。 という話でしたね。 面白いことをやろうとしたら、供給の多い分野に発想がいきがちだから、しっかり考え直そうと思った。コスト感覚の発想も弱かったのでこちらもしっかり考えよう。 カフェの女性の店員さんが同い年だった。そこのカフェを26の時に作ったらしい。おじさんには、兄ちゃん勝負の年やで、と言われた。 そうやな、確かにそうだ。予想もしなかったいい話が聞けてよかった。何しろ僕はAirとiPhoneを満喫しながらがつがつ制作しているところだったのだ。 背筋が伸びたのでがんばります! ほんとにいい話だったな。実践していこう。