category:
Diary
Back to Blog Index
デザイン講義5
さて、デザインの授業が色の世界に入ってきた。早めにまとめとこうっと。
- 色を身につけると武器になる。→知っている人あまりいないから
- 最新の知識(裏付け・根拠のある正しい理論)+トレーニングで色はうまくなる
- 記憶色:記憶は色をちょっと鮮やかに残す。→より美しく、よりおいしく見せるためには、実際の色ではなく記憶色を採用することも多い
- 明るい:未来的 暗い:過去的
- デザインをやるんだったら、美しさにとにかく敏感にならないとだめ。
最終的にはゴミを見ても美しいと思わなければだめ(SHU UEMURAとかそう)ゴミを見ても美しいと思えたら一流 - 色の分野
・色彩学(どうやって色が見えるのか、そもそも色って何?)
・配色
・カラーイメージ・色彩心理
・流行色 - 流行色には仕掛人がいる。2年前に流行色は決まる。
日本ファッション協会→流行色情報センターが世界会議に出ていて(20カ国くらい出ている)、色を売る。ファッション(メンズ・レディス)、ファッション小物(靴とかバッグ)、和装(きもの)、化粧品(今年はモスグリーン、ゴールド、紫)、プロダクト・インテリア・車などの流行色を発表している。1年間10万円で色を買う。来年のレディースはピンク、オレンジがくる。しかも蛍光。 - シーズンになったら店や街中で流行色をチェックする。実際にはやっているのかどうかもチェック。
- ユニクロは色を全部出してしまった。pantoneのケータイなども。→次の色がなくなってしまう。
- 色=光。ニュートンが発見した。光=電磁波。
- 光には3種類
・赤外線:見えない光
・可視光線(380nm(紫)〜780nm(赤)):見える光=色=虹の七色=スペクトル
・紫外線:見えない光 - 赤く見えるものは赤がたくさん反射している
- 白・黒・グレーは7色平均して反射する。
- 白は7色すべて反射する。黒は7色すべて吸収する。
- 光の反射
・正反射:きらっと見える→光沢紙(表面がつるっとしている)
・乱反射:もわっとやわらかい(表面がでこぼこ) - 網膜を理解しないことには色は語れない
- 視細胞
・桿体(カンタイ・rod cell):明るさを見分ける
・錐体(スイタイ・cone cell):色を見分ける - S錐体(B・短波長)、M錐体(G・中波長)、L錐体(R・長波長)→電気信号化(電気信号の違いによって出るホルモンが違う)→視神経に伝わる→脳に伝わる
- S、M、Lの錐体どれかが欠けると色弱になる。色弱者を意識しないデザインはない。男性は20人に1人。女性は500人に1人。CS4には色弱者に対応した機能がついている。
- ピンクは女性にいい。肌が綺麗になる。
- 緑はアセチルコリンというホルモンが出る。細胞を再生させる→傷が治りやすい。
- 色はセンスじゃなくなってきている。科学的な理論によって証明されてきている。
- RGBは加法混色→色を混ぜれば混ぜるほど、足せば足すほど明るくなる
- CMYKは減法混色→色を混ぜれば混ぜるほど暗くなる
- CMYを混ぜるとグレーになる。黒がないからKを追加してある。
- RGBを混ぜると間の色はCMYKになる。CMYKを混ぜると間の色はRGBになる。
- 色のものさし
・色相:色み、波長
・明度:明るさの度合い=時間(朝から夜の流れ)
・彩度:強さ、鮮やかさ。派手か地味か。エネルギー。生き生きした、活発な、ポップな。彩度が低いと、落ち着き、穏やかさ。 - 色を使えない人の原因
・頭の中の色数が少ない
・色が頭の中で整理されていない。色のシステムが理解できていない→混ぜられない - フェルメールの青は絶品
- 赤を見つめていると、青緑が残像として見える。人間はプラスマイナスゼロにしたがる→心理補色
- ・心理補色=残像
・物理補色=色材を混ぜて黒(灰)になる(CMYK)
光を混ぜて白になる(RGB) - インゴマウラーは照明デザイナーで世界一かも。アイディアの天才。一種合成が素晴らしい。
- おもしろくするには
・起承転結転
・起承転結で結をもやもやにする。はっきり見せない - 「知・ファッション・技術」に人はそれぞれ強みがある。この3つをバランスよく高めると、息の長いデザイナーになれる
- ゴッホ→絵の具がもったいないから、チョークとか毛糸を組み合わせて描いた。時々毛糸が残っていたりする。補色を使ってハレーションを起こす手法。マグロの下に緑を置くなど
- 人間の目は750万色見分けられる
- デザインは手を動かさないと絶対にうまくならない。アナログから得られることはたくさんある。やったもん勝ち。