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MacのRaw現像ソフト/Photoshop Camera Raw・Digital Photo Professional 4・Lightroom Classic CC・Photosの比較
Mac(High Sierra / 10.13)でRaw現像をいろいろと試していて、アプリの比較です。
カメラはCanon 5D Mark II 。
Photoshop Camera Raw
Photoshopを使い慣れているので、Camera Rawを使っていました。RawとjpgはPhotos(写真アプリ)で管理して、Spotlightでファイル名を検索、Rawデータを編集・保存。
Digital Photo Professional 4(DPP4)
CanonユーザはDPPを使っている人が多いようなので、一度試してみることに。
デメリットとしては、重い、Macの言語設定を英語にしているとDPPの言語も英語になってしまう(ソフト単体で日本語に設定できない)、 明瞭度を編集できない。Mac Photosの写真を読み込めないため、一度エクスポートしてインポートする必要がある。
メリットは、jpg撮って出しの状態がいい場合、 ピクチャースタイルなどを引き継いだ状態でRaw編集を始められる。
Lightroom Classic CC
Mac Photosのローカル写真を読みこめる。素晴らしい。動作も軽くサクサク。Camera Rawだとプロファイル補正などタブで移動する必要があるところを、アコーディオンを開いて編集できる。
カメラキャリブレーションの機能でCanonのピクチャースタイルに近づけるかと思いきや、近づくわけではない。1枚の削除は速いが、何枚かまとめて削除はできない。一括で削除する場合は、除外フィルタをつけて、フィルターで除外フィルタのついた写真のみ表示後、Command + Option + Shift + Deleteで削除。メタデータにホワイトバランスが表示されない。基本はRaw表示。jpgも隣に表示できるが、重複して見づらい。Command + Option + Shift + Deleteで、jpgもRawデータもローカルから削除される。
Lightroom CC
Lightroomの最新版かと思いきや、ほとんどモバイルアプリ。メニューはすごくシンプルで使いやすい。写真データはAdobeのクラウド保存。ローカルの写真は読み込めないっぽい。はまるとAdobeのクラウドの増量を契約することになる。Classic CCにあるカメラキャリブレーションはない。
Photos
Macの写真アプリ。Apertureの後継。写真を選択後、Enterですぐ編集画面に入れるのが便利。デフォルトではjpgが選択されるので、Raw現像をする場合は「Image / Use RAW as Original」 を選択。直感的に操作できるが、細かい編集はPhotoshop Camera RawやLightroomの方がしやすい。モバイルアプリ的な印象。プロファイル補正がない、明瞭度がない。
削除は1枚のみは時間がかかるが、まとめて削除はLightroomより便利。デフォルトでjpg表示。裏にRawデータがある。一覧が見やすく、ホワイトバランスやISO、F値、シャッタースピードなどが見やすい。Command + Deleteで削除すると、Recently Deletedに入る。30日後、jpgのみ削除される(CR2などのRawデータは残る)。
結論としては、Lightroom Classic CCでセレクト、不要なものは削除して、現像するのが一番いい印象。